
子どもが一型糖尿病になってから、初めての飛行機の旅行。
嬉しい反面、インスリンポンプの取り扱い、X線検査、
ゲートの通り方など、分からないことだらけで不安がありました。
この記事では、一型糖尿病で飛行機に乗る時のインスリンポンプ・X線回避のポイントを実体験から解説。
この記事は、こんな人におススメ!
- 一型糖尿病の子どもと一緒の初めての飛行機で不安な人
- 家族に一型糖尿病の人がいる
- 一緒に旅行に行く人が病気や障害を持っている
- 病気の人の気持ちを理解したい
同じ悩みや不安を持つご家族の参考になれば嬉しいです。
それでは、どうぞ~♪
飛行機に乗る前に、カウンターで一型糖尿病であることを申し出る
我が家は、かかりつけの医師から、
「飛行機に乗る場合は、必ず
事前に申し出てくださいね」
と言われていたので、ゲートに入る前にカウンターへ申し出ました。

預ける手荷物があったので、グランドスタッフに聞きました
なぜ事前に空港へ申し出た方がいいのか?
インスリンポンプは金属。なので
通常の金属探知ゲートは通らず、手作業でのチェックになります。

そういえば入院中はCT検査の際、肩のセンサーも外したにゃん
しかし…
その場で急に伝えると、デメリットが多い
手荷物検査で突然伝えると、
・後ろに列ができてしまう
・本人が「病名を言うのが嫌」になる
・スタッフが状況を把握しておらず時間がかかる
というデメリットが。
新千歳空港での対応は
娘が「その場で病気のことを大きな声で言われるのは、嫌だ」と言ったため、
まず サポートカウンターへ。
確認と対応をまとめました。

- インスリンポンプの型番の確認(事前にメーカーと型番をスラスラ言えるように準備しておくと安心です)
- 手荷物検査にスムーズに通れるよう、担当者に情報を共有
- ゲートは通らず、手で確認してもらえるように調整
インスリンポンプは外れるか確認されましたが、
外さなくても通れるので心配いりませんよと
言われました。
おかげで、手荷物検査の際はスムーズに通過。
娘だけ、さりげなく別の場所からゲート内に入り、手動で検査していました。
娘も“特別扱いされない動線” を作ってもらえたことで安心して進めました。
途中で低血糖アラート
無事ゲート内に入った~と思った矢先、本日、二度目の低血糖。
空港に着いてすぐ低血糖になり、ジュースで対応したばかり。
その時はジュースを飲める環境だったので、すぐに対応したのですが…
その後フライトまでに時間があったため、おやつを食べて
インスリンを入れすぎた…?Σ( ̄ロ ̄lll)

一型糖尿病あるあるですが、空港でも落ち着いて対処できました。
関西国際空港(関空)での対応
帰りの関空でも、事前にカウンターに相談。
「これからもずっと事前に申し出なくてはならないのかな?」
「慣れてきたり、急いでいたら、事前申告はできないこともあるのでは?」
と疑問に思っていたので、聞いてみました。

スタッフの回答は
「手荷物検査のその場で言っても対応できますが、
事前に申し出てもらえると、スムーズに通っていただけます。」
「フライト中も何かあった時のために、キャビンアテンダントも
情報を共有しておけますので、こちらも安心です。」
さらに、時間がないと予想できた場合は、旅行日より前に
「電話で事前にお知らせいただく形でも構いませんよ。」
と言われました。

確かに、フライト中も気にかけてくれるのはありがたいね

娘は病気になってから頭痛持ちに。言っておくと安心できるね
伝えられる場所は
・チェックインカウンター
・サポートが必要なお客様デスク
どちらでも “一型糖尿病でインスリンポンプを使用している” と伝えると
適切なルートへ案内してくれます。
娘が感じた「特別扱いってイヤ」という気持ち
関空では、娘だけ少し離れた別ルートに案内されました。
娘は
「皆と離れて嫌だった、これからもずっと特別扱い?イヤだよ」
と悲しそうに。
そのうちに、慣れてくるとは思いますが、
親として出来る限りスムーズにできるようサポートしたいです。
■ 当日の流れ(どこの空港でもほぼ共通)
- サポートカウンター or チェックインで申告
「インスリンポンプを使用しています。」 - スタッフが情報を共有してくれる
→ 手荷物検査の担当者へ引き継ぎ - ゲートは通らず、手でチェック(触診・金属探知器)
- ポンプは外さず、そのままでOK
(※医師の指示がある場合は必ず従う) - 混雑を避けて、短い導線で案内してもらえることも
- 本人が言いたくない場合は、
親が事前に伝えておくと負担ゼロ
■ まとめ:事前申告が“親も本人も一番ラク”
新千歳でも関空でも、伝えると本当に丁寧に対応してくれました。
- その場で言うよりスムーズ
- 周りの目を気にしなくていい
- 本人の心理的負担が少ない
- スタッフ側も正確に対応できる
- トラブル時も情報が共有されていて安心
一型糖尿病でも、
準備さえすれば安心して飛行機に乗れる ということを、今回の経験で実感しました。
合わせて読みたい↓



コメント