「形が悪くても、まっすぐな味|無農薬野菜で作る大根ステーキ」

大根ステーキ ナチュラルライフ

形が悪くても、そのままの力強い良い味がする

お友達から、無農薬の大根をいただきました。

土がついたままの、ちょっといびつな形。

でも、その姿がなんだか愛おしく感じます。

私は自然食レストランのおうちごはん「野の」で

援農をさせてもらっています。

そのとき実感したのは、無農薬で野菜を育てるというのは、

想像以上に手間ひまがかかるということ。

小さな雑草を一本ずつ抜いて、虫がついた葉も丁寧に取り除く。

農薬を使わないということは、

それだけ人の手と時間と愛情が必要なんです。


“虫がつく”のは、実は安全のサイン

もらった大根や人参にも、虫食いやひび割れが。

でも、

虫が食べるということは、その野菜が自然で安全な証拠。

形が悪いものや、少し欠けているものこそ、本来の生命力がある。



それなのに、私たちは形の良いものばかりを選びがち。

結果として、農薬を使ったきれいな野菜が市場に残り、

手間のかかる無農薬野菜は“売れにくい”という現実があります。

なんだか、悲しいなと思いました。



でも、こうして「作る人の想いを知る」ことで、

食べることのありがたさが何倍にも増す気がします。

無農薬大根で作る「大根ステーキ」

いただいた大根は、シンプルに大根ステーキにしました。

素材が良いからこそ、味つけは最小限でOK。

簡単レシピ

材料(2人分)

  • 大根(真ん中の部分がおすすめ)…5cmほど
  • ごま油…少々
  • 醤油…小さじ2
  • みりん…小さじ1
  • 塩…ひとつまみ

作り方

  1. 大根は2cmほどの厚さに切り、軽く下茹でします(5分ほど)。
  2. フライパンにごま油を熱し、両面をこんがり焼きます。
  3. 醤油とみりんを加えて照りを出し、最後に塩をひとつまみ。

シンプルなのに、びっくりするほど甘くて美味しい!

「これが本当の大根の味なんだ」と思いました。


残りはぬか床へ。おいしいぬか漬けになりました♪

食べものを“残さずいただく”ということ

無農薬の野菜は、形が悪くても全部愛しい。

皮も葉も、できる限り無駄にせず食べたい。

それは「もったいない」じゃなくて、「ありがとう」の気持ち。

家庭菜園をしている人ならわかると思うけれど、

育てること=いのちを預かることなんですよね。

食べものを残さずいただくことが、

これからの時代にいちばん大事な“豊かさ”なのかもしれません。

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