会社を辞めて気づいた“本当の豊かさ”援農で出会った新しい生き方(前編)

一型糖尿病の娘を持つ夫の日記 夫のつぶやき

シマエナガの夫です。

子どもの病気と向き合い、家族と過ごす時間を大切にしたい。

そんな思いから、人生の大きな決断をしました。

そこで、仕事を辞める決断をするまでの経緯を記事にしました。

人生に悩んでいる皆さんの力になれれば幸いです。

それでは、どうぞ~

家族の現実を前に、仕事を辞める決意をするまで

仕事を辞める決断には、とても勇気がいりました。

今の仕事にはやりがいもあったし、

もし娘の病気がなければ、きっと続けていたと思います。

ただ、職場の環境は正直言って、決して働きやすいとは言えませんでした。



帰りが遅くなることも多く、家に帰れば、

病気を受け入れられない娘がインスリンポンプの交換を

嫌がって泣きわめいている。

妻はそれをなだめるのに必死で、

長女も手伝ってくれていました。



時には20時を過ぎてもまだ夕飯が食べられず、

家の中がバタバタしていることもありました。

僕自身も疲れ切っていて、家族の力になれない自分に、

申し訳なさを感じていました。

そのとき初めて、

「この病気が、どれほど家族の生活に密着しているか」を実感したんです。

②子どもの一型糖尿病ブログ。入院生活と退院後の現実
小学生の子どもが一型糖尿病と診断され入院。突然の病気を受け入れるだけで精一杯な私たちを待っていたのは、計算から注射の取り扱いなど覚えなければならないことがいっぱいの病院生活。そこで見えた現実、退院後の毎日、そして学校での理解や誤解への葛藤を母の視点で綴ります。

いつまでこの生活を続けるのか?

忙しさの中で、自分に問いかける日が増えていきました。

「いつまでこの生活を続けるのか?」

「もっと直接的に家族と向き合う必要があるのではないか?」

そう思いながらも、仕事を辞めるのは怖かった。

収入がなくなる不安。

娘の荒れた気持ちに、ちゃんと優しく向き合えるだろうかという不安。

未来が見えず、決断までには時間がかかりました。

妻の言葉に背中を押されて

そんなとき、いつも妻が言ってくれたんです。

「なんとかなるよ。あなたなら、どこでもどんな形でも仕事ができるから。」

めぐるKAKERA

その言葉に、少しずつ心が軽くなっていきました。

大きな不安は消えなかったけれど、

少なくとも“自分で決めた人生”を歩いてみたいと思えた。

そして僕は、一旦、この会社勤め生活に

終止符を打つ決意をしました。

もっと家族に寄り添った形でできる仕事がきっとある!

そう信じていました。

後編へつづく

仕事を手放したあと、思いもよらない“豊かさ”に出会うことになります。

自然の中で見つけた、新しい生き方については後編でお話しします。

後編はこちら↓

会社を辞めて見つけた“本当の豊かさ”|野ので出会った新しい生き方(後編)
仕事を辞めてからの生活は、想像とは違っていました。家族の葛藤を経て出会った「野の」での援農が、心を癒し、豊かさの本質を教えてくれました。

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